白浜記2020

先週、18切符の消化にかこつけて、和歌山県白浜町に行ってきました。18切符の残りは1人日。行きは18切符を使って鈍行で向かい、帰りは特急くろしおでも良いし、高速バスでも良いし、という感じです。

京都から白浜まではそこそこ距離があるのですが、調べたところ、列車の乗り換え回数はそんなに多くありません。和歌山までは列車の本数も多く、あまり「旅感」は感じられません。

旅感が感じられたのは和歌山からでした。乗り換えの合間の時間で和歌山駅の改札を出て、駅舎内の売店で発見したご当地飲料がこれ、「飲むみかん」。和歌山と言えば、梅とか柿とか蜜柑ですよね!

和歌山駅までは以前に来た事ことがあるのですが、和歌山駅から先には踏み込んだことはこれまでありません。「旅感」は、未知の場所を進むことによって高まります。和歌山から御坊、そして紀伊田辺までは、街中を走っていても違和感ないタイプの列車でした。一気に旅感が高まったのは、紀伊田辺で待っていた、このブルーの列車!

列車内には「つなみのときは」という、パンダの注意躍起がありました。南海トラフが揺れようものなら、とてもアウトな場所であるなと思われました。

白浜には昼過ぎに到着しました。さすが観光地なだけあって、白浜駅の駅員さんは皆、アロハシャツで業務されてるんですね! 路線バスを待っている間、駅の売店で「とまと梅」なるものを見つけ、興味をそそられ、ひとつ購入して食べました。めちゃうまで、口の中でとろけてゆきました。

白浜といえば、やはり「白良浜」です! ネットから得た知識によると、オーストラリアから輸入した砂で白良浜が作られているとか。白良浜は元々あるものではなく、観光の為でしょうか、人工的につくられた砂浜なのです。たどり着いた白良浜は、「リア充の巣窟」でした。

白良浜を後にして、和歌山ラーメンを食べてから、向かったのは、ボードゲームショップの「キノスの樹」。今回の旅は、18切符の消化以外に、このボドゲショップに商品を納品するという目的もありました。

キノスの樹には、圧倒的な量の漫画があります。ボドゲショップなんですけれど、ボードゲームよりも漫画の方が多い! 店主の方がこつこつ集められた私物とのことで、保存状態がとても良く、店内で読む用なんですけれど、商品と間違われることがよくあるようです。

キノスの樹を後にして、あらかじめ予約しておいた宿にチェックインしに行きました。宿は「新錦ホテル」。GOTOトラベルキャンペーンで安く泊まれるのはありがたいです。

宿で知ったのですが、コロナ禍ということで、白浜の多くの温泉施設は和歌山県内の人のみの利用に限っているようです。利用の制限が無いのは、「とれとれの湯」など一部の温泉のみということ。宿の近くに数か所、無料の足湯があり、それらの足湯は制限されていないとか。ということで、足湯にひたりに行きました。

夕食は、スーパーで購入した半額のお寿司。半額で購入できたのは良かったものの、しょうゆが付いていません。ネタにワサビを乗せて、ワサビだけで食べました。寿司って、しょうゆが無くても、ワサビだけでもけっこう美味しいんですね。

新錦ホテルは素泊まりで予約したのですが、チェックインの際、追加の料金で朝食を用意してもらえると聞いたので、翌日の朝食はホテルの朝食にしました。

天候があまり良くなかったので、行動的に「屋内だな」ということで、ホテルをチェックアウトしたあと、「とれとれの湯」に向かいました。そして、ひとっぷろ。

とれとれの湯の近くには「とれとれ市場」があり、市場以外にも「とれとれ○○」がいくつかあり、この一帯はとれとれ王国なのか というくらいにとれとれだらけです。「とれとれ市場」が中心コンテンツなのかな? 平日昼間ではありましたが、とれとれ市場は、とても賑わっていました。

とれとれ市場で昼食としました。

帰路は「特急くろしお」に乗りました。特急くろしおには「そのうち乗ってみたい」と以前から思っており、念願叶いました。特急くろしおの車両にはいくつかの種類があり、いちばん乗ってみたかった車両がホームに滑り込んで来きたのは幸運でした。

今年の夏の18切符はこの旅で使い切りましたが、行ってみたい場所はまだまだあります。またとないGOTOトラベルキャンペーンを利用して、他に何処に行こうかな と思いを巡らせています。