「注目の中心地」という話

都市をつくる代表的なゲームのひとつに「シムシティ」があります。いろんなバージョンがありますね。最近のバージョンはやったことはありませんが、昔の、スーパーファミコンのシムシティが懐かしく思います。


住宅地2に対して、工業地1、商業地1の割合がバランス良かったんですよね。そして、適度に間隔を空けながら警察署と消防署を配置する。治安の維持と火災発生時の消火は重要ですから。環境の良いところに住宅地を配置すると良く、水辺と公園をうまく使って、地価を上げつつ都市開発してゆきます。

ある程度都市が発展したら「もうこの辺でいいか」的な感じで飽きてしまったりするので、巨大な都市を作れたことは無かったかな。巨大な都市の状態に関してはよくわかりませんけれども、その過程の規模の都市には、移ろいゆく栄えている中心地がありませんでしたか?

都市全体をまんべんなく発展させたいのに、栄えている中心地が出来て、まんべんなく発展させることができない。栄えている中心地以外は過疎る。過疎、なくならないかなー、という感じで毎度プレイしていました。

この「栄えている中心地」、ボードゲーム界隈にも同じようなことが起こっていて、長くボードゲーム界隈にいると、「この時期は注目の中心地にいたな」とか「この頃は注目の過疎地にいたな」とか、振り返って、わかります。注目の中心地にいるときは、ボードゲームがガンガン売れてゆきます。

どうやって注目の中心を引き寄せるか、注目の中心にいるときは、どうやって注目されている状態を維持するか、というのは、ボードゲームを作って売る場合は生命線になってきますね。ボードゲームワールド全体が発展しているのがいちばん良いんですけれど。