「ツイクスト」のプレイ感は連珠と囲碁の中間

もうすぐ、ジーピーから「ツイクスト」というアブストラクトゲームの新版が発売されます。これは最近のゲームではなく、数十年前にアレックスランドルフが考案したそこそこ古いゲームで、”20世紀の囲碁”とも呼ばれているようです。


最近、ツイクストを知ってプレイしまして、見た目は地味なのですが、はまる人ははまる面白さだなと思いました。とてもシンプルなルールで、盤面から情勢や勝ち負けが解りやすい。それでいて、ゲームを深く追求出来る。

聞くところによると、名古屋に熱狂的なツイクストの団体があるらしく、小さな範囲ではあるかもしれませんが、競技化されているようです。そら競技化されるわ、面白いもん。

囲碁のように大局観が必要で、どんな手を打てば良いのか慣れていかなければまるでわからない。また、囲碁と違って、一手の意味合いが重く、凡手がすぐさま命取りになりますので、その点は連珠のようでもあります。プレイ感は、囲碁と連珠の中間ですね。

「皇帝の黒い噂」をリリースします。

11月中旬に、「皇帝の黒い噂」というゲームをリリースします。ちょうどゲームマーケット2020秋とタイミングが重なりますね。

皇帝の黒い噂は「ぱーぷりるぷりー」というゲームをベースにしていまして、これは、数年前にリリースしたゲームなんですけれど、突貫的に世に送り出した感が否めず、今回、皇帝の黒い噂として、このぱーぷりるぷりーをもう少し見直し、根幹部分はある程度残してルールを改変し、世に送り出し直します。

いちばん変わったポイントは、「ちゃんとテーマが乗った」ですね。ぱーぷりるぷりーは甘くて美味しいものを集めるだけだったんですが、皇帝の黒い噂は「地中海帝国の諸侯になって産物を何かする」という様変わりです。

システム部分においては、ぱーぷりるぷりーが状況によっては1回のある出来事でゲームが終わってしまうことがあるのに対し(この点はぱーぷりるぷりーの最大の特徴で賛否あります)、皇帝の黒い噂ではワンクッション置いて、1回目は「産物が呪われる」という状態になり、2回目起これば「皇帝が暗殺されてゲームが終了」となっています。もちろん、最後のラウンドまで行って平和に終わっても良いんですよ?

そして、コンポーネントなんですが、カードだけではなくなりました。今、勢いに乗っている「うちばこや」さんでオリジナル駒を作りまして、タイブレークマーカーとしてコンポーネントに含みました。このタイブレークマーカーは、ゲームの状況によってプレイヤー間を移動していきます。

イラストは、「ササリヒノエ」さんにお願いしました。ササリさんのイラストは基本的にアナログの水彩イラストで、皇帝の黒い噂でも、アナログ感溢れるイラストを描いていただいています。

リリースは11月中旬なんですけれども、アナログゲーム通販の「コノス」さんで、先行販売が、この投稿を書いている時点で、すでに開始されています。皇帝の黒い噂のコノスさんのページはこちら

プレイ人数は6~8人と多めです。さくっと短時間で出来る会話で進行するゲームですので、例えば、今流行りのマーダーミステリーの前後に、箸休め的にプレイされると良いのではないでしょうか?

ゲームマーケット2020秋の通販環境

コロナ対策で設けられたアークライトの通販が縮小しますね。今後はアークライト製品のみの取扱いになるのでしょうか。ゲームマーケット2020秋は開催される見通しなので、とりあえずは役目を果たされたというところ。

で、ゲームマーケットは開催される見通しなのですが、開催にあたってコロナ対策でいろいろ条件が設けられ、トーンダウンは必須です。出展サークルとしては、ネット通販環境が失われるのは心もとないところです。

希望の星 というと言い過ぎかもしれませんが、ボドゲーマの通販は引き続き特集ページが設けられています。トイドロップの作品もいくつか載せてもらっています。ゲームマーケット2020秋に行けない人は、ボドゲーマの通販を覗いてみてください。