タイルを競り落として箱庭をつくる|アイルオブスカイ

先日、とても久しぶりにアイルオブスカイをプレイしました。プレイしたの、何年ぶりだろうか。


カルカソンヌのようなタイルを配置していくゲームです。カルカソンヌは共通の場にタイルを配置していきますが、アイルオブスカイは自分の個別の場にタイルを配置していき、自分だけの箱庭をつくります。

毎ラウンドのはじめにタイルを3枚受け取るのですが、受け取ったタイルは自分のものになるとは限りません。3枚のうち1枚は廃棄、残りの2枚は「値付け」します。得点ボードや他プレイヤーの状況を見ながら「この状況であればこのタイルはこれくらいの価値があるだろう」「このタイルは自分のものにしたいから高めの値段にしておこう」などと、衝立の裏側で思案します。

値付けが整ったら一斉に衝立を取り払い、手番順に他プレイヤーのタイルを購入してゆきます。購入に支払われるお金はタイルに値付けをしたプレイヤーに渡り、誰にも購入されなかったタイルは、値付けをしたプレイヤー自身が銀行にお金を支払って購入します。

購入フェイズが一巡してタイルの行き先が決まれば、自分だけの箱庭をつくるフェイズです。より多くの得点が得られるように、タイルのイラストをつなげてゆきます。「値付け→購入→箱庭づくり」を、規定ラウンド行い、得点をいちばん多く伸ばした人の勝ちとなります。

得られる得点は多くの場合、ラウンドごとに増えてゆきます。どのような条件でどのように得点を得られるのか、毎回異なるゲームを楽しめるよう、工夫がなされています。また、毎ラウンドの最初にもたらされる収入によって、タイルの相場がインフレしてゆきます。箱庭の状況とタイル相場の感覚を楽しむゲームですね。

脳汁がどばどば溢れ出る2人用アナログゲーム「バトルライン」

先日、とても久しぶりにバトルラインをしました。プレイしたのは何年ぶり?というくらいプレイしていませんでしたのですよ。

なんか、バトルラインに対して苦手意識があったんですよね。何年も経ってから改めてプレイしてみると、評価のいまいちであったゲームでも「これ実は面白いやん!」となることがけっこうあります。先日プレイしたバトルラインがまさにこのパターンでして、「バトルライン愛好者が多いのはうなずける」と思いました。

カード3枚で相手より強い役を作って、中央のポーンを5つ取るか、3連続してポーンを取るかしたら勝ち という、シンプルなルールなんですが、これがとても悩ましいのです。このゲームに慣れないうちは、何をしたらよいのかよくわからないのですが、慣れてくると盤面がめちゃくちゃ観えてきて、楽しい脳汁がどばどば溢れ出てきます。

これは繰り返しプレイすべきゲームです。プレイするごとに習熟度が増していきます。基本ルールの他に特殊なカードを使うモードでも遊べるのですが、特殊なカードを使うかは好みによりますね。特殊なカードを使うと運の要素が増しますので、とにかく考え抜きたい! という人は基本のルールだけの方が良いかもしれません。

ごいたがこんなに面白くなるなんて!◇タイガーアンドドラゴン

私は奥能登伝統ゲームの「ごいた」が、とても苦手です。ごいたは対面との協力プレイなので、下手な手を打って対面に迷惑をかけてはいけないというところが、ごいたヘビロテ勢ではない私にとって窮屈さを感じます。

で、ごいたのそういった部分を見事に解消したタイガーアンドドラゴンというゲームを、先日、ATTICでプレイしたのですが、これ、めちゃくちゃ面白いですね! 協力プレイでなくなっている+他のいろいろな改良で、ごいたがこんなに面白くなるなんて思いませんでした!

コンポーネントが良いのでちょっとお値段するんですけれど、タイガーアンドドラゴン、めっちゃおススメします!


アークライト タイガー&ドラゴン (2-5人用 20分 8才以上向け) ボードゲーム