写真から配色を採る

配色に悩んだ時、場合によって使えるかもしれない方法は、写真から色を採取する方法。邪道かもしれない。画像編集ソフトのスポイトツールで「ココとココとココ」という感じで色を採る。

採取する場所はある程度選ばねばならないが、選んで採取してもそのままでは使えそうにない場合、色合いをざっくり変える。

世の中には、この方法で作品を作っている人もいるようだ。作品作りにあたって、写真の色合いを調整してからされているとのこと。

カラーチャートにはお世話になりました。

私は色に関して専門的に学んだわけではないので、WEBサイトを作る際は、配色の見本を参考にしていた。今は若干なりに色の知識などを得ているので、あまり参考にしていない。

最も参考にしていたのはこちら、WEBセーフカラーのカラーチャート。一時期は自宅用と職場用、2冊持っていた。


Webカラーコーディネート―セーフカラーによる配色完全ガイド/「カラーイメージチャート」準拠

和風のカラーチャートも購入したが、RGB(16進数)の記載がなかったので、WEBサイト制作時にはあまり活用しなかった。


和風カラーチャート

上記2冊は古い書籍となってしまった。著者の南雲氏による現行のカラーチャートはこちらのようだ。


新版 カラーイメージチャート

書籍ではなくともインターネットで簡単に配色の見本を得ることができるが、これらの書籍は色のみならず、キーワードとの組み合わせで配色が紹介されており、ページをぱらぱらめくるだけで新たな発見が得られる。

私の創作を転換させたミス・ヒデヨシ

私は自分自身に関して、創作したい欲が高いと思い込んでいる。楽器が弾けないにも関わらず、楽器が弾けなくても作曲できますよ的な専門学校を出たくらいだ、相当欲が高いに違いない(ビジュアルアーツ専門学校大阪には昔、コンピュータミュージック専攻というのがあった)。

MIDI(ミディ)という規格がある。楽器が弾けない人でもMIDIを利用してパソコンで作編曲できるよというものだ。MIDIシーケンサーと呼ばれるソフトがあって、楽器が弾ける人はリルタイムで入力できるし、楽器が弾けない人はコツコツと演奏情報を打ち込んでいけるようになっている。

私がMIDIで音楽に触れていたのは、もう、はるか以前のことだ。今はDAWやらボーカロイドやらが存在し、パソコンでの音楽制作は環境が変わっている。私がMIDIで作編曲していたのははるか以前なので、今の環境については詳しくない。

専門学校で音楽を学んだものの、私は音楽の方向には進まなかった。専門学校卒業後、しばらくアルバイトをした後、とあるブラック企業(?)に就職し、「二度と正社員なんかになってやるもんか!」と、いうことで派遣で転々とし、ボドゲ界隈に浸り、現在に至る。

派遣では、主にWEB系の仕事をすることが多かった。専門学校で授業中にチャットをすることにはまっていたのと、小西先生によるインターネットに関するゼミ的なものに参加していた流れだろうか、私は音楽系ではなくWEB系の人として過ごしていた。

昔のパソコンは今と比べて画面の解像度が低かったので、作成されるホームページも低い解像度に合わせた作りだった。時代はぐんぐん進んでいき、技術の進展でパソコン画面の解像度は高くなっていき、ガラケーはスマホに塗り替わっていく中で、世の中で作成されるホームページの作りも移ろいでいった。私は、”放置しているとすぐに陳腐化してしまう最新の技法”に翻弄されながら過ごしていた。

ある派遣先において私は、古い技法しか持ち合わせていないHTMLコーダーだった。その派遣先はブラック的ではあったが、その当時の主流の技法について、とても学ばせていただいた。

その派遣先に行くまでは、MIDIで打ち込みをするかのような感覚でホームページを制作していた。細かいところをツンツン突いて作るようなスタイルだった(力業を使いまくったけれど)。

派遣先で得たものは、ひとことで言えば「ざっくり振り被る」。隣の席のハマさんにはソースコードについて教えてもらったし、それよりなにより、ミス・ヒデヨシの「ざっくり感のあるデザイン」には、ホームページ制作のみならず、その後の私のボードゲーム制作にまで大きな影響を与えられた。ミス・ヒデヨシとは案件を共にすることはなかったけれども、ジャンルを超えて影響を受けたくらい、私にとって影響絶大な人物だ。

今、ミス・ヒデヨシは何をしているんだろう。彼女が望んでいたディレクターにはなれただろうか。結婚してミセスになっているんだろうか。一度、寺町を一緒にぶらぶらしたとき、中古の大きなディスプレイを即決で購入したのは、スゲーって思って驚いた。