ゲームマーケット2017秋 注目作品

ゲームマーケット2017秋は、2017年12月2日から3日にかけて、ビックサイトで2日間にわたって開催されます。私(トイドロップ)も出展しますが、ここではトイドロップ以外のいくつかのゲームをピックアップします。

ダウトレイジ(両-B073 river games)
「命の砂時計」で評判高いriver gamesのゲムマ秋最新作。シキリトさんとバリィさん、交互に作品を出されているようで、今回はバリィさんの番。ヤクザ抗争ダウトゲーム。

グラギャモン(土-F024 ハッピーゲームズ)
ハッピーゲームズ色を前面に出し、バックギャモンを、マニアックに、そしてお洒落に仕上げたアイテム。バックギャモンは、世界中で遊ばれ、5000年の歴史を持つ。

CATAiN(土-F001 ワンナイト人狼)
「the-most-longest-unco」それは最も長いうんこ。誰よりも長いうんこ(ロンゲストうんこ)をしたプレイヤーが勝ち。ゲームの王様:カタンのパロディ。

ブタに神樹は癒されて。(両-B096 Tagami Games)
タガミゲームズは重ゲーも軽ゲーもリリースするサークルで、「ブタに神樹は癒されて。」は重ゲーの方。ルールがこちらに公開されている。作者本人が描くイラストは秀達。

ルターの宗教大改革(両-B057 聖書コレクション)
「宗教改革500周年ゲームコンテスト最優秀賞受賞作」ということで、ルターに因んだゲームを公募して、優秀だったこのゲームが、ゲムマ秋でリリースされる。

ぱんだBのふぉろーみー!!(土-H042 ぱんだB)
架空のSNS「ぱんだBetter」をテーマにした、ぱんだBさんの処女作。可愛らしいイラストには好感が持てる。「ぱんだBetter」はtwitterをイメージしていると思われる。

蟹手裏剣ヵニ(日-F017 ひなたのにほい.exe)
だらっくまさんが絶賛していた作品。夏のコミックマーケットで頒布されていた作品だが、ゲームマーケットでは初出。基本的には2人用ゲームだが、2個そろえることで4人まで遊べる。

眠らぬ金山:第二版(土-H097 推理ゲーム研究会)
私の「大宇宙すごろく」をプレイスペースに配っていた時期と「眠らぬ金山」が配られていた時期が被ったようで、いくつかのプレイスペースのtwitterには、二つ並んで撮られた写真がUPされている。眠らぬ金山は、5~10分の短時間ゲーム。

文絵のために(両-A002 ワンドロー)
ゲームの詳細は現時点では明らかにされていないのだが、ゲームマーケット公式サイトの広告が印象的だったので、ピックアップ。ラブレターのカナイセイジ作。

キツネと葡萄(土-F003 久遠堂)
久遠堂のゲムマ秋最新作。簡単ブラフパーティゲーム。イソップ童話が元ネタになっているようだ。プレイ人数は2~6人と幅広い。

発音から音楽的にボドゲタイトルを捉える

ボードゲームを世の中に送り出す側にとって、ボードゲームのタイトルは、できるだけ瞬間的に受け手の脳裏に刻まれてほしい。多くの制作者は、言葉そのものの意味や印象からタイトルを考えるだろう。また、DTP作業者は、フォントや色・配置等を模索してくれるだろう。もちろん、それらは重要なこと。

ここでは、それらとは異なる方向からタイトルを捉える。
それは、「音」だ。

タイトルは、言葉でできている。言葉は、視覚ではなく聴覚で受け止めるものだ。小説等は文字だから視覚で読んでいるのではないか? と思う人は多いかもしれないが、小説を読む際、多くの場合、脳内で言葉を発しながら読んでいる。耳から情報を入れているわけではないが、文字を読む際、人は、視覚から入れて聴覚で受け止める。言葉で構成されるタイトルは、聴覚で音声として受け止められる(生まれながらにして音を認識できない人は例外)。

話は飛ぶが、音楽は、「メロディ」「リズム」「ハーモニー」で構成されている。そのうち「ハーモニー」は、基本的には「明るい」と「暗い」しかない。日本語の発音を母音と子音に分解した場合、この記事において母音は、ハーモニーに当たるとしてみよう。

a:明るい印象
i:明るい印象
u:暗い印象
e:明暗の中間
o:暗い印象

(邦楽では、明るい印象を持ち、なおかつ発声しやすい「a」を歌詞のサビの頭に持ってくるのは、全てがそのようではないが、常套的だ。)

母音がハーモニーに当たるのに対して、子音はリズムに当たるとしてみよう。子音のリズムは、タイミングのリズムというより、発音的なリズムだ。濁音や半濁音は、とりわけ印象的なリズムを刻んでくれるだろう。また、子音というわけではないが、小さい「っ」等もリズムの形成に貢献してくれるだろう。

ではメロディに当たるのは何だろう。音楽のメロディは、リズムもハーモニーも含んでいる。音程が切り替わるタイミングでリズムを刻んでいるし、音程が変わっていくということは、分散和音を発しているということになる。タイトルにおけるメロディは、タイトルを発音した時の発音そのものが、相当すると言える。

明暗の対比や子音の反復などを駆使して「メロディ」「リズム」「ハーモニー」を工夫し、また、言葉の意味も織り込んで、受け手の脳裏に印象付けることができれば、良いタイトルだ。受け手が脳内で発声した時に、瞬間的に深く刻まれれば良いタイトル。

あとは、ゲームが面白くて検索に引っ掛かりやすければ。

溝が及ぼしてしまった余波

私と若狭湾との間には鳥時代からの溝があり、twitterにおいてブロック関係にあった。

ギャンブラーによって盤上遊戯制作者のtwitterグループが営まれていたのだが、数カ月前に満ちたため、活性的な参加者のみ、二代目のtwitterグループに移ることとなった。満ちたtwitterグループには若狭湾は含まれていなかったのだが、ギャンブラーによって二代目の参加者のひとりとして若狭湾が招かれたため、若狭湾とブロック関係にあった私は、二代目から弾かれてしまった。

ギャンブラーは、ブロック関係にある者同士がグループで共存できない掟を知らなかったのだろうか、実験的にダミーの二代目を創造し、ダミーにおいては私を格納できることを確認した。しかし、ダミーは所詮、ダミーである。ギャンブラーは、他の活性的な先代からの参加者を二代目にすし詰めにし、ダミーを放置して、二代目のみを運用する事にした。

他方、私は盤上遊戯制作者のひとりである警部をグループに誘っていた。ギャンブラーは、私を弾いた二代目に警部を格納するのをためらった。ギャンブラーは悩んだ末、私が格納されているダミーの方に警部をすし詰めにしてしまった。即ち、私と若狭湾との間にある溝が余波として警部に押し寄せ、その結果、警部は盤上遊戯制作者のグループに合流することが出来なくなったのだ。これは、不運な流れ弾である。

昨日、私とギャンブラーとの糸電話により、上記の一連の流れが明らかになった。私は、若狭湾に対するブロックを一時的に解くことにした。若狭湾から私に仕掛けられていたブロックはすでに解除済であったので、私はギャンブラーによって二代目の中に押し込まれた。もし、警部の意向が「よろしい」であるなら、私は警部を二代目に格納しようと思うのだが、警部の意向はどのようだろうか?


2017.9.29 10:10 追記
この投稿をはやとちりしたギャンブラーは私をブロックし、私はギャンブラーによって二代目から排他されてしまいました。